Fさん

10代の成長期の自律神経の調節不全。朝起きられず、夕方になると調子がよくなる「起立性調節障害(OD)」。息子が中学の時に発症しました。すごい反抗期でもあった息子。ODの理解は難しく、不登校にもなり親としてどう関わったらいいのか悩みました。私たち親子のようにつらい思いをする親子を減らしたいという思いで、起立性調節障害の親の会を発足しました。

発足したころ、市の広報で「子どものミカタプロジェクト」上間さんの活動を知り、興味を持ちました。その後、上間さんの「思春期セミナー」があることを知り参加しました。

思春期の子どものことを学び、子どもの接し方、自分の視点を変えるきっかけとなるセミナーでした。

信じるモードになれるよう、コツコツと始めました。子育てに正解はない。試行錯誤しながら、その親子での、正解がある。現在の息子は、通信制高校を卒業し、次のステップに進むための準備期間、人生の放浪中です。今後の息子にワクワク、楽しみに思えるようになりました。

 

親の会も3年目となりました。50歳から初めてのことを始めるのは、大変なことでした。介護も始まり、仕事もある。時間も体力にも限界があります。

ODで悩む親子に自身の経験を生かして「大丈夫」と伝えたい!つらい思いをする子どもを減らしたい!という強い思いがあっても、私にできるのか…と不安が襲い、なかなか行動に移せない。活動の仕方もわからない。そんな中、上間さんに、この活動をどのように始めていったらいいのか相談しました。親の会の運営や助成金の獲得方法など事務的ことなども教えていただいています。助成金を獲得し、上間さんの「子どもの接し方セミナー」やシンガソングライターさんのトークライブのイベントも開催しています。

自分のやりたいことがあったら、自分の頭の中のムリの制限を外すことを教わりました。ご相談していると、頭が柔らかくなり、いい未来を想像することができます。

自分の心の声を聴いて、ワクワクすることをやってみる。なんでも経験。失敗を恐れる世の中、以前の私もそうでしたが、今は、とにかくやってみよう!!と思えるようになりました。行動すると、不思議とサポートしてくれる方と出会えたりします。

まだまだ日々、修行中の私ですが、自分を大事にして、自分らしく生きる。学んだことを生かして、しあわせな親子が増える活動をしていきます。